サイト解析

GA4の基本と使い方入門|Web担当者が押さえるべきレポートと設定方法

更新日:2026-05-07 著者:unigram 読了目安:3分

この記事の要点

GA4(Google Analytics 4)の基本的な考え方から、実務で最初に押さえるべきレポートと設定まで、初心者でもわかるようにポイントを絞って解説します。

GA4 基礎

GA4の基本と使い方入門|Web担当者が押さえるべきレポートと設定方法

「Googleアナリティクスを使いなさい」と言われたけれど、画面を開いたらデータが多すぎて何を見ればいいかわからない……そんな方は多いのではないでしょうか。

この記事では、GA4(Google Analytics 4)の基本的な考え方から、実務で最初に押さえるべきレポートと設定まで、初心者でもわかるようにポイントを絞って解説します。

GA4とは何か?UA(ユニバーサルアナリティクス)との違い

GA4は、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。2023年7月に旧バージョンのUA(ユニバーサルアナリティクス)が終了し、現在はGA4が標準となっています。

最大の違いは「イベント」中心の計測方式に変わったことです。UAはページビューを軸にデータを取得していましたが、GA4ではボタンのクリック・スクロール・動画再生なども「イベント」として自動で記録します。

UA(旧バージョン)GA4(現在)
計測の基本単位セッション・ページビューイベント
クロスデバイス追跡△(限定的)◎(強化)
アプリ計測
機械学習による予測

GA4の画面構成を知ろう

GA4を開くと左側にメニューが並んでいます。最初は全部を理解しようとせず、よく使う4つのメニューだけ覚えてください。

  • ホーム:サイト全体の概要サマリーを表示
  • レポート:ユーザー数・流入元・ページ別など詳細データを確認
  • 探索:自由形式で深掘り分析ができる上級者向け機能
  • 広告:広告キャンペーンの効果測定(広告を出稿している場合)

最初に確認すべき3つのレポート

実務でGA4を使い始めたら、まずこの3つのレポートを定期的にチェックする習慣をつけましょう。

① ユーザー数とセッション数

「レポート」→「概要」から確認できます。ユーザー数はサイトに訪れた人数、セッション数は訪問回数です。同じ人が3回来訪すれば、ユーザー数は1・セッション数は3になります。

まずはこの数字の推移を週単位・月単位で見て、増えているか減っているかを把握しましょう。

💡 用語解説:エンゲージメントセッション
GA4では「直帰率」の代わりに「エンゲージメントセッション」という指標があります。10秒以上の滞在・2ページ以上の閲覧・コンバージョン発生のいずれかを満たしたセッションのことです。

② 流入元(トラフィック獲得)

「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」から確認します。ユーザーがどこ経由でサイトに来ているかがわかります。

  • Organic Search:Googleなどの検索エンジンから
  • Direct:URLを直接入力、またはブックマークから
  • Referral:他のWebサイトのリンクから
  • Organic Social:SNSの投稿から(広告ではないもの)

「どの流入が多いか」を把握することで、SEOやSNSへの注力度合いを判断できます。

③ よく見られているページ

「レポート」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」で確認できます。どの記事や固定ページが最も読まれているかがわかります。

人気ページの傾向を分析することで、今後作るコンテンツの方向性を決める参考になります。

GA4を使い始める前に済ませたい設定3つ

① データ保持期間を14か月に延長する

デフォルトでは過去2か月分のデータしか「探索」で使えません。「管理」→「データの設定」→「データ保持」から14か月に変更しておきましょう。

② 内部トラフィックを除外する

自分や社員が自社サイトを閲覧するとデータに混入してしまいます。「管理」→「データストリーム」→「タグの設定」→「内部トラフィックの定義」から自社のIPアドレスを登録して除外しましょう。

💡 用語解説:IPアドレス
インターネットに接続するときに使われる識別番号です。「自分のIPアドレス 確認」などで検索するとすぐにわかります。

③ コンバージョン(目標)を設定する

コンバージョンとは、サイトの目的達成(お問い合わせ・購入など)のことです。「管理」→「コンバージョン」から、どのイベントをコンバージョンとして数えるかを設定します。

WordPressのお問い合わせフォームプラグインと連携すると、フォーム送信完了をGA4で計測できるようになります。

よく使う指標の読み方まとめ

指標名意味確認のポイント
ユーザー数訪問した人数(重複なし)月ごとの増減を追う
セッション数訪問回数の合計ユーザー数と合わせて見る
エンゲージメント率きちんと閲覧されたセッションの割合50%以上が目安
平均エンゲージメント時間サイトで実際に操作していた平均時間記事の質を測る参考に
表示回数ページが表示された回数人気コンテンツの発見に

まとめ

GA4は最初から全部を使いこなす必要はありません。「ユーザー数の推移」「流入元の内訳」「よく見られているページ」の3点を定期的にチェックするだけでも、サイト改善の大きなヒントが得られます。

まずはデータを見る習慣をつくることから始めてみましょう。データと向き合うことで、何を改善すべきかが少しずつ見えてきます。

次のステップとして、GA4とSearch Consoleを連携させた効果測定も合わせてご覧ください。

この記事を書いた人

unigram
web、印刷、映像などの制作をしています。@京都、フリーランス18年目。 大学で講師もしています。 自身の備忘録も兼ねて、Web制作・WordPress・SEO・GA4・生成AI活用をテーマに情報発信しています。わかりやすく優しい内容で記事作成を心がけています。