GA4 × Search Console
GA4とSearch Consoleの使い分け|2つのツールを連携させた効果測定の方法
「GA4もSearch Consoleも使っているけれど、結局どっちで何を見ればいいの?」そんな疑問をお持ちの方は多いはず。この2つは似ているようで、役割がまったく異なります。
この記事では、GA4とGoogle Search Consoleそれぞれの特徴と使い分け、さらに連携させることで何がわかるかを、初心者にもわかるように解説します。
そもそも2つのツールは何が違う?
一言でまとめると、こういう使い分けになります。
- Search Console:「Googleに見つけてもらえているか」を確認するツール
- GA4:「サイトに来た人がどう行動したか」を確認するツール
Googleがあなたのサイトをどう評価しているか・どんなキーワードで表示されているかはSearch Consoleで、実際にサイトを訪れたユーザーの動きはGA4で把握する、というイメージです。
| 項目 | Search Console | GA4 |
|---|---|---|
| 主な役割 | 検索エンジンとの関係を把握 | サイト内のユーザー行動を把握 |
| データの視点 | Google検索(流入前) | サイト到達後 |
| 主な指標 | 表示回数・クリック数・掲載順位・CTR | ユーザー数・セッション・コンバージョン |
| キーワードの確認 | ◎(実際の検索クエリ) | △(参照元のみ) |
| データ保持期間 | 最大16か月 | 最大14か月(設定変更が必要) |
💡 用語解説:CTR(クリック率)
検索結果に表示された回数のうち、実際にクリックされた割合です。「表示回数100・クリック数5」ならCTRは5%です。CTRが低い場合はタイトルや説明文の改善が有効です。
Search Consoleで確認できること
① どんなキーワードで検索されているか
「検索結果」→「検索パフォーマンス」→「クエリ」で確認できます。ユーザーが実際に入力した検索キーワードの一覧と、それぞれの表示回数・クリック数・掲載順位が見られます。
たとえば「掲載順位は5〜15位なのにクリック数が少ないキーワード」は、タイトルや説明文を改善するだけでアクセスが伸びる可能性があります。
② インデックスされているページ数
「インデックス」→「ページ」から、Googleにインデックス(登録)されているページ数と、されていないページの理由が確認できます。
新しく記事を公開したのに検索に表示されない場合は、まずここでインデックス状況を確認してみましょう。
💡 用語解説:インデックス
Googleが記事の内容を読み込んで、検索結果に表示できる状態にすることです。インデックスされていないと、どれだけ良い記事を書いても検索に出てきません。
③ Core Web Vitals(サイトの表示速度)
「エクスペリエンス」→「ウェブに関する主な指標」では、ページの読み込み速度・操作性・視覚的な安定性がスコアで確認できます。Googleの評価に直結する指標なので定期的にチェックしましょう。
GA4で確認できること
① サイトに来た人の行動を知る
何ページ見たか、どこで離脱したか、どのページへ移動したかなど、ユーザーがサイト内でどう動いたかを詳しく把握できます。Search Consoleではサイトに来るまでの情報しかわかりませんが、GA4ではその後の行動が見えます。
② 流入チャネル別の成果を比較する
検索経由・SNS経由・メルマガ経由など、どの流入元からのユーザーが最もコンバージョンしているかを比較できます。「検索からの来訪者はよく読んでくれるが、SNSからは離脱が早い」といった傾向の発見に役立ちます。
③ ページ別のエンゲージメントを測る
「レポート」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」で、ページごとの平均滞在時間やエンゲージメント率が確認できます。よく読まれているページの傾向を掴んで、今後のコンテンツ作りに活かしましょう。
2つのツールを連携させる方法
GA4とSearch Consoleを連携すると、GA4の画面の中でSearch Consoleのデータを合わせて確認できるようになります。「どのキーワードで来た人がどう行動したか」まで一画面で追えるのが大きなメリットです。
連携の手順
- Search Consoleにログインし、対象サイトのプロパティが登録済みであることを確認する
- GA4の「管理」→「Search Consoleのリンク」をクリック
- 「リンク」ボタンをクリックし、連携するSearch Consoleプロパティを選択する
- 「次へ」→「送信」で完了
連携後は、GA4のレポート内に「Search Console」セクションが追加され、検索クエリ別のクリック数・表示回数・CTRなどが確認できるようになります。
連携後にできる分析の例
分析例①「流入キーワードと滞在時間の関係」
Search Consoleで「このキーワードで流入している」とわかり、GA4で「そのページの滞在時間が短い」とわかれば、記事の内容とユーザーの期待がズレている可能性が見えてきます。記事の冒頭を改善するヒントになります。
分析例②「掲載順位とコンバージョンの関係」
Search Consoleで掲載順位が高くてクリック数も多いページが、GA4ではコンバージョンにつながっていない……という場合は、ページのCTAや導線を見直すタイミングです。
💡 用語解説:CTA(コール・トゥ・アクション)
ユーザーに行動を促すボタンやリンクのことです。「お問い合わせはこちら」「無料で試す」などが代表例。CTAの文言や配置でコンバージョン率が大きく変わることがあります。
分析例③「インデックス済みページのアクセス確認」
Search ConsoleでインデックスされているのにGA4でアクセスが少ないページは、検索表示回数やCTRを確認して、タイトルや説明文の改善を検討しましょう。
どちらのツールを使えばいい?目的別まとめ
| やりたいこと | 使うツール |
|---|---|
| どんなキーワードで検索されているか調べたい | Search Console |
| Googleにページが登録されているか確認したい | Search Console |
| ページの表示速度を確認したい | Search Console |
| サイト訪問者の行動を知りたい | GA4 |
| どの流入経路が成果につながっているか知りたい | GA4 |
| 人気コンテンツを把握したい | GA4 |
| キーワードとユーザー行動を合わせて分析したい | 両方を連携して使う |
まとめ
GA4とSearch Consoleは、どちらが優れているというものではなく、それぞれ異なる視点を持つ補完関係にあります。
- Search Console:検索エンジンとの関係(流入前)を把握する
- GA4:サイト内のユーザー行動(流入後)を把握する
- 連携:両方のデータを組み合わせて、より深い洞察を得る
まずは連携設定を済ませて、週に一度でも両方のデータを眺める習慣をつくることからスタートしてみてください。続けることで、サイト改善のポイントが自然と見えるようになってきます。
GA4の基本的な使い方はGA4入門記事もあわせてご覧ください。